安ければ「手抜き」、高ければ「ぼったくり」の多い外壁塗装の見積もりですが、本来は下記ケース①の見積りを行えば、塗料代、工賃、管理費、利益などを「見積の見える化」した見積書をお客様へ提出することができます。
塗装専門業者はケース①~④の方法で用い、異業種からの参入業者はケース⑤~⑦を用いているようです。
塗装工事費用も
ケース⑤~⑦はケース①~④に比べ、かなり割高になります。
判断基準があいまいな中で相見積もり(合見積もり)をすると、ほとんどの人が上下を避け中を取るという選択をします。これは人間の心理として「安心」、「責任逃れ」が表れた結果で、最善の選択ではないはずです。 また、談合の温床にもなりかねません。 ほとんどの相見積サイトは見積参加費と成約コミッションを取るビジネスモデルで塗装業者ダイレクトに比べ割高です。
塗料の耐用年数、機能、種別、予算などの違いで外壁用で10種類以上、屋根用で10種類以上の塗装仕様があります。 組み合わせでは100種類以上の塗装仕様となります。 施主のご希望に合わせて最適な塗装仕様を提案すのが専門業者の務めではないでしょうか? 最近のパック料金の内容を見てみると、シリコン樹脂塗料を中心にたった1種類の外壁と屋根の塗装仕様で組まれているものが多いようです。 金額についても塗装業者ダイレクトの方が割安のようです。
外壁塗装で助成金が出る市町村は少なく、しかも助成金予算の関係で審査が厳しくなり、採択率はゼロに近いのが現状です。
しかしながら残念なことに、ネット上では外壁塗装の「助成金、補助金で安くできます」等の誘導サイト。金額を上乗せして助成金等で安くでたと見せかける手法です。ほとんどが『釣り広告』です。
簡単に見分けられます。手続きは施主が行い、市町村からの支払いは施主の口座に振り込まれます。従って、外壁塗装で「助成金申請などの手続きを業者が代行し○○円安くなりました」はあり得ません。元々「助成金?」の分を上乗せした見積額なのです。
インターネット社会が成熟するに従って、価格の決定権がサービス提供側から消費者側へ移りつつあります。 インターネットの仮想世界では消費者が物理的な空間を移動する必要が無く、ある商品を購入しようとすれば、その商品を扱っている世界中の店の価格比較表を作り、一番安い店で購入することもできます。 やがて、一番安い価格が消費者に支持され、より高い価格は時間とともに消滅していきます。 つまり、消費者が価格を決めた形になります。 商品が型番や商品名で特定できるものは消費者にとって大変メリットがありますが、この仕組みを塗装やリフォームのような現場施工の工事で実践するには、業者の能力や人間性(安心・安全)が重要なサービス商品では問題があります。
≪参考サイト≫